スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
スポンサー広告

レドゥク プリンセス

 だいぶ更新が空いてしまいしまいました。どうにもブログの更新が億劫に思えてしまって・・・。しかしこれからは心機一転頻繁に更新していこうと思います。と言って逃げ道を塞いでおきます。
 では、まず先日pixivにアップしたこちらのイラストからご紹介します。
leduc.jpg
pixiv
 レドゥクはフランスの技師ルネ・レドゥクが開発した一連の搭載した試作戦闘機のことで、世界初のラムジェットエンジンを搭載した航空機でした。ラムジェットエンジンとはジェットエンジンの方式の一種で、通常のターボファンエンジンがタービンで空気を圧縮するのに対し、これはラム圧を利用して空気を圧縮します。つまり、エンジンに流れ込んでくる相対的な気流を利用するわけです。マッハ0.5くらいの速度で作動し、マッハ3~5で理想的なラム圧を得られます。利点はタービンが要らないのでエンジンの構造が簡素にできることですが、反面点火する際に初速がいる、つまり自力で発進できないという大きな欠点を抱えていました。そのため最初に設計された010やその次にの021(その間に010の翼端にターボファンエンジンをつけた016という機体があったらしい)は輸送機の背中から空中で切り離されて発進しました。
 しかしこの機体最大の特徴はなんといってもそのキテレツなデザインにあるでしょう。エンジンのノーズコーンにコクピットを設けた飛行機なんて、おそらく世界でもレドゥクシリーズだけだと思います。空気抵抗を削減するためとはいえ、前方視界は劣悪だったはずです。とくに010ではコクピットがインテークの中に入り込んでいるのですから!021や022も前方視界確保用と思われる小さなふくらみがありますが、根本的な解決にはならなかったでしょう。
 レドゥクシリーズの最終型になる022ではターボファンエンジンが内蔵され、自力で発進できるようになりましたが、フランス政府はミラージュ(もちろん自力で発進できる)を採用し、戦前から研究されていたレドゥクの開発は1958年に打ち切りとなりました。
 お次ぎはこちら。サンダース・ロー プリンセスです。
princess.jpg
 1952年に完成したプリンセスは、イギリスが開発した最大級の旅客飛行艇で、その巨大な機は7つの海を支配する大英帝国の誇りとなるはずでした。
 では、なぜそうならなかったのかというとプリンセスの「旅客飛行艇」というジャンルにあります。戦間期、旅客飛行艇は全盛を極めました。その理由としては、飛行艇は滑走路を必要としない事があげられます。旅客機は乗客と荷物を大量に乗せるため、機体は必然的に大型化します。そして大型な機体には、その分長く頑丈な滑走路が必要です。しかし戦間期には、そのような長い滑走路のある飛行場はそう多くはありませんでした。その点飛行艇は海が滑走路になるわけですから、大金をかけて飛行場を整備する必要がありません。またエンジンが故障してもいざとなれば海に着水できるので安全性も高いわけです。そうしたわけで、航空輸送といえば飛行艇という時代が長く続きました。プリンセスの開発がスタートしたのもそんな時期でした。
 しかし第二次世界大戦によって状況は大きく変わってしまいます。連合国は戦争に勝利するため、爆撃機や輸送機の開発に莫大な労力を注ぎ込みます。大型陸上機の技術は飛躍的に進歩し、またそれを運用するための広い飛行場が次々に整備されました。こうして飛行艇の利点は失われ、夜に離着水できないという欠点だけが残りました。 プリンセスはそうした時期に完成してしまいました。プリンセスは「旅客飛行艇」としては類い稀な性能を誇っていました。しかし時代はもはや陸上機のものへと移り変わっていたのです。おまけにプロテウスエンジンの出力が当初の計画より大幅に下回るというアクシデントに見舞われ計画は中止。3機作った試作機のうち飛行したのは1機だけ。いちおうモスボールしたものの最終的にはすべてスクラップ処分されました。
イラスト |トラックバック(0) |コメント(0)

クルタ計算機

 新作図解をアップしました。
curta1.jpg
pixivへはこちら
 戦後リヒテンシュタインから発売された手のひらサイズの機械式計算機「クルタ計算機」です。その機構は第二次大戦中ユダヤ系オーストリア人の技師がナチスの収容所のなかで考案したというものでした。使い方はシンプルで、ノブに数値を入力し、ハンドルを回転させて上のダイアルに計算結果を表示させます。使い手の腕によっては非常に複雑な計算も可能でした。機械式計算機の中では最も小型でかつ実用的なものであり、電卓の登場まで、タイプ?とタイプ?を合わせておよそ10万個以上が生産されたことがその優秀性を物語っています。
 さてさてはじめはタイガー計算機の図解を描こうかなと思ってネットで資料を漁っていた時に出会ったのですが、その可愛らしいデザインと機能にすっかり心を奪われてしまいました。海外では熱烈な愛好家が多いらしく、各型のディテールやプロフィール、マニュアルを公開している英語のサイトがヒットして制作の大きな助けとなりました。特に役立ったのはこのシュミレーターで、これがなければ使い方を正確に理解できなかったでしょう。
 ここまで惚れ込んでしまったこらには実物が欲しいところですが、もちろん現在は生産が停止されており、完全なコレクターズアイテムとなっていて、海外のサイトによると20万ドル以上というデスクトップパソコンより高いお値段になってしまっていますね。(当時の値段がサラリーマンの初任給8000円の時代に4万円だそうなのでまだ安くなったほう?)てなわけで、当分は画面上のシュミレーターで我慢しておくこととします。
イラスト |トラックバック(0) |コメント(1)

軽騎兵

 pixivと本館の方にイラストをアップしました。
hussar3.jpgpixivへはこちら
 そういえば図解じゃない普通のイラストをアップするのってずいぶん久しぶりのような気がしますね。で、今回のお題はフランス大陸軍の軽騎兵、ユサール(フッサールのフランス読み)です。軍服はオスプレイ社の再現イラストからまんま持ってきました。初めてこの手の軍服を見たときはこんなカッコで戦争したのかと度肝を抜かれた覚えがあります。この肩からかける独特の上衣はプリスと呼ばれ、その起源をトルコに遡るものだそうです。
イラスト |トラックバック(0) |コメント(0)

クレムリン

 また更新が空いてしまった・・・。
何はともあれpixivと本館の方に図解をアップしました。
kremlin1.jpg
kremlin2.jpg
pixivへはこちら
 今回の図解イラストはソヴィエト・ロシアの政治的中枢「クレムリン」です。本来クレムリンとは「城」を意味する言葉で、モスクワの他にもカザンやアストラハンにもクレムリンがあります。といってもクレムリンの中で最も規模が大きいのはこのモスクワのもので、単にクレムリンと言った場合はこのモスクワのクレムリン(モスコフスキー・クレムリ)を指します。さて、ぐるりと城壁に囲まれたなかに大小様々な宮殿や聖堂が立ち並び、その複雑な構造は非常に好奇心をかき立てます。なかでも大宮殿とテレムノイ宮殿、付属教会が連結する部分は見ているだけで様々な疑問が浮かび、内部構造を想像せずにはいられません。内部の資料が見つからなかったため今回は外観だけの図解になりましたが、いずれはその中の詳しい図解も制作したいなとぼんやり考えています。
 ところでソ連時代に取り付けられた共産党の党章などはことごとく取り外され、現在は復活した双頭の鷲の紋章に取り替えられました。ところが革命の際双頭の鷲と取り替えられた尖塔の上の赤い星は現在もそのままです。ソ連崩壊後もロシア空軍の認識マークは赤い星ですし、鎚と鎌はダメだが赤い星はオッケーというこでしょうか。そこらへんがロシア人の中でどういう風に線引きされているのか興味があります。
 最後に今回の図解ではレーニン廟の真ん前の丸屋根の建物を大統領府、その東側の建物を大統領官邸としましたが、wikiだと丸屋根のほうが大統領官邸となっています。その他の多くのサイトでは丸屋根が大統領府となっていて、今回は多数派の意見を採用しましたがどなたか詳しい方がいたら教えてください。ネット上の資料だけで描いてるからこんなことになるんですけどね・・・。
イラスト |トラックバック(0) |コメント(0)

ドイツ陸軍戦車兵の制服

 少し遅れましたがPixivとホームページに図解をアップしました。
tankcrew1.png
tankcrew2.png
tankcrew3.png
tankcrew4.png
 Pixivへはこちらホームページはこちら
 みんな大好きドイツ陸軍戦車兵用制服の図解です。大抵の国の戦車兵の服装というものは、狭い車内での活動に対応して、ツナギのような実用一点張りのものがほとんどでした。唯一その例外と言っていいのがドイツ陸軍、そして武装親衛隊が採用していた「装甲車両搭乗員用特殊被服」で、フリードリッヒ大王以来のプロイセン軽騎兵の伝統を踏襲した非常にファッショナブルな制服となっていました。無論の事車内で服を引っ掛けないように裾が極端に短かったり、黒い布地を使って油汚れを目立たなくさせる効果を持たせるなど、実用面での工夫も多く取り入れられていましたが、なんと言ってもその制服は他の兵科と差別化し、戦車兵を18世紀の騎兵になぞらえエリート化を図ったものでした。いかにヒトラーが戦車という兵器に入れこんでいたかがこの制服からうかがえます。とは言っても、大戦が激化してくるとこの黒の上下はさすがに目立ちすぎるということでフィールドグレイやグリーンのものにとって替えられることになりました。
 さて話を図解の方に戻すと、前に制作したソ連軍やドイツ軍歩兵の装備の図解では装備の種類ごとにに分けて描いたため、実際に着用した姿が分かりにくくなってしまいました。そこで今回はなるべく各兵種ごとに分類してみたのですがいかがでしょうか。若干分かり易くなったかな、と思いますがこの種の図解を描く時どうアイテムを分類して並べるかというのは常に悩みの種です。あとこの図解、じつは武装親衛隊の迷彩服が載ってません。本当は下書きまで描いたのですが迷彩服登場時の初期に用いられていた迷彩オーバーオールについて納得のいく資料が無かったため今回は見送りました。そっちの方は又後でという事で。
 今後の予定ですが現在珍しくミリタリーとは全く関係のないものの図解イラストを製作中でして、近日中にお見せできると思います。ではまた。
イラスト |トラックバック(0) |コメント(0)
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。